しら月堂のいろ鳥どり

脳内整理と断捨離のため、徒然に

月見の丘と、花見の道、借景のある我が家

家に帰る道で

坂がキツいけど短い道と、
坂が緩やかだけど遠回りの道があって、
 
行きは前者(坂がキツいけど最短コース)、
帰りは後者(坂が緩やかだけど遠回り)を通ることにしている。
 
行きは坂がキツくても時間を優先して最短コースを選び、
帰りは急がないので負担の少ない道をゆっくり帰ってくる、というわけなのだけれど
 
実は勝手に
前者(急坂だけど最短コース)には月見の丘、
後者(緩やかだけど遠回りコース)には花見の道、と名付けている。
 
月見の丘は、
晴れた日限定だけど、普段帰り道には通らない、急坂を頑張って登ると、
月見が出来るというご褒美が付いてくる、なかなかにいい道。
 
花見の道は、
両側を挟んでいる家々の庭木やら花やらを四季折々で愛でながら帰って来れるので
どちらもお気に入りの道だったりする。
 
今日などは大雨が降っていたので、
植木鉢の花に傘を掛けられて大事にされている花があって
住人の優しさを垣間見れたり。
 
ざんざんと雨に打たれ
庭木に咲いたまだみずみずしい花が、
 
道路に落ちたのと、
まだ木にたくさん残っているのと、
 
両側から淡い紫色になってあたりを照らしている様子も見られて
どちらにも心が和んだ。
 
道路に落ちた花びらは
街灯に照らされて御影石のようになって殺風景なコンクリートを彩ってくれるし
雨の日も悪くない。
 
この辺りの家々の庭木には、
折々で季節の花々を楽しませてもらえており、
この点でも、いまの住まいは大変に気に入っている。
 
四季折々で目を引く対象が別の家の庭木に移るので
これらが実は、一年に一度、
決まった時期にしか咲いていない事を忘れそうになる町内。
 
そんな借景のある住まいという点で
駅遠物件にもかかわらず、
ここは、我ながらだいぶ気に入っている住まいなのです!!
 
なのですが!!!
 
駅からほんと遠いので・・・
帰路を思い、萎える日も無きにしも有らず。
 
そういう苦労あってこそ
楽しめる借景とも言える…?!笑