同じ服
日本人は、毎日違う服を着なければならない呪縛にはまっているのだそう、と、
先日姉が、このところのファッション研究で得た結果を披露してくれた。
確かに、先日見た日本人某デザイナーなどは、
海外への出張期間中、下着から靴下まで全く同じ(アウターはもちろん同じ)組み合わせの上下セットを4〜5セット用意するのだという。
全く同じ服ではないけど、
姉の研究結果と共通項があるな。と思って興味深くその話を聞いた。
姉の話の趣旨は、
いつも同じ服を着てる、というそしりを受けるいわれはない!
というところで
私が見たデザイナーの方の意図は、
ベストだという組み合わせが1つ決まっていれば
毎日そのベストな組み合わせを着て、仕事に問題なく当たれるし、
毎日の思考にも余計な邪魔が入らず無駄がないから、
それが一番とのこと。
クローゼットや衣装ケースに入り切らずに
持っている衣装全体を把握できないより、
そういった考えの元、
スリムアップしたまとい方、暮らし方
というのはなんてシンプルで気持ちがいいんだろう。
振り返って私のクローゼットは…。
でも私の場合、
確かに乱雑で全体を把握仕切れてないクローゼットかもしれないけど、
脳みそを混乱させたり、色や形で遊んだり、そういうカオスも楽しんでいるのだ、と思う。
毎日同じ服を着るなんてやっぱり嫌だし
毎日同じデザインの服もどうもしっくりこない。
けど。
だからこそ、お気に入りの服だけに絞って、
あまり気分の上がらない2軍3軍落ちのお洋服達にはお礼をして、
お別れすべきかもしれない。
そして、お気に入りの服のお気に入りの組み合わせは
もっとよく研究すべきかもしれない。
お別れ、は
2軍3軍落ちさせてるくせに、寂しいもの。
洋服って
どれだけ擦り切れたら
気に入って上がる服だろうと、捨てるべきなのかな〜?
捨てきれない。
これぞ、ザ・ケチ根性かもなぁ。