しら月堂のいろ鳥どり

脳内整理と断捨離のため、徒然に

見えんけどおる

しら月堂です。

 
ゲゲゲの女房、総集編第1話の再放送を、見た。
 
私がこの作品の中で大好きなシーンがこの1話に盛り込まれていたなぁ、と、懐かしく見た。
 
1つは、おばあちゃんとの会話で、
 
見えんけど、おる、
妖怪の話と、
見えんけど、ある、
赤い糸の話。
 
目で見て頭で理解出来るものと、それを超えたものの世界について、端的に描かれているシーンだと思う。
 
人はこの、見えんけどおる存在を、
DNAなのか何なのか、
細胞レベルで既に分かっている、気がする。
 
それを、頭で理解しようとして
解が見つからないと無視したり、
無いものとして扱ったりしがちだけれど、
 
そういう色々を退けてみると、
実はもう既に知っていること、だったりするのだよねぇ。
 
 
あと、もう1つ好きなシーンは、
お母さんが急に嫁入りすることになった娘に向けて作った着物の柄の説明のとこ。
 
青海波の描かれた淡いピンクの美しい柄の着物を渡すとき、
その柄に込めた親の気持ちを伝えるこのシーンが、大好き。
 
静かな穏やかな海のように、結婚生活が営まれますように、
その、想いを伝える様が染みて染みて。
 
青海波をあちこちで目にするたび、
何だかこのシーンを思い出すのです。
 
日本の古い柄は
形だけで魔除けみたいな力があったり、
 
そこにやっぱり、
見えないものへの畏敬の念が、謙虚に生きる姿が
垣間見えるのです(^.^)
 
日本人を選んで生まれてきて、良かったなぁと思うときです♪