知らない面と共通点
今日は、会社から有休をいただき、気になっていたマグリット展に行ってきた♪
鳥のシルエットに青空と白い雲が映える絵で有名なマグリット。
なんていうか、こういう絵のイメージって
実は教科書の影響が強いのかな。
マグリットには実は、もっと、知らなかったいろんな顔があって、
今日はその知らなかった一面をいっぱい見てきた感じ。
フランスに認められようとして
「違う作風もあるんだよアピールの時代」もあったとか。
雑な軽いタッチの絵とか、
鳥をムシャムシャ食べてる女の子の絵とか、グロいのもあった。
彼の奥さんにも不評で、この作風はやめて元に戻した、
・・・な〜んてことがあったとは!知らなかったからウケた!!
(奥さんナイスアドバイスw 私もこの時代の画風は好きになれないわ〜!)
商業デザイナーだった経歴もあるせいなのか、
なんていうか、
夢見がちな絵と見せかけて、実は緻密に計算され尽くした絵画群なのかな、と感じた。
顔の見えない恋人達を描くに至った心の闇 とか、
アリスを愛読していたという未知なる世界への憧れや、
確かな自分だけの心象世界の存在 とか、
ある切り取り得る 世界の確かさ、不確かさ を
目の前に差し出される、そんな感じを受ける作風。
なにか、もやもやとして自分だけに見えている世界を
切り出したいって気持ちが少しわかる気がした。
現実とは別にして、
心にある美を描き出す、産み出す能力って
やっぱり素敵だなと思った。
あとこの人は、
グラフィックデザイナーをやらせたらすごく面白い発想をしたのではないかな、と思う。
現代のグラフィックデザイナーに、そろそろ生まれ変わってないかな(^^)
オーディオガイドに使用されてた音楽も素敵で、満足の展示だった!