<展示>クリムト展 ウィーンと日本 1900 Gustav Klimt: Vienna – Japan 1900(2019.04.23→07.10/東京都美術館@上野)
クリムト展、
一昨年ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館で堪能して来たので
別に見に行かなくてもいいかな、と思っていたけど
鑑賞された方の感想を読んで、
やっぱり行こう!!と思い直し、
またまた期間終了間際に行くことに。
(おととい行って来ました)
結論は、行ってよかった!!
知らなかったクリムトを知れたので♪
会場に着いたらまたもや閉幕前の大混雑!(◎_◎;)で
一時はどうなることかと思ったけど
(シルバーデーか?!と思ったけど違かったみたい…違ってあの混雑か∑(゚Д゚;))
中に入ると意外や意外、割とスムーズに流れていて
しっかり満足できる程度に鑑賞できました♪
稲垣吾郎氏のナレーションも落ち着いていてよかった☆
今回の展示で得た情報は
☆クリムトは7人兄弟の2番目で、
☆2人の弟(後から入学)と一緒に、博物館付属工芸学校に通っていた(だから、模様の反復とか得意になったのかも!)ということ、
☆父親とそのうちの1人の弟が時を同じくしてなくなったことが大きなショックだったこと、
☆その弟の子(姪っ子)を描いた横顔の絵が超可愛いこと、
☆その弟の奥さんの妹(エミーリエ・フレーゲ)が本命の彼女だったこと(他に何人も関係のあった女性はいて、生涯独身だった割に、子供が何人もいた!)、
☆エミーリエ・フレーゲは実業家でかっこいい女性だったこと、
☆エミーリエ・フレーゲに当てた手紙&走り書きが情熱的だったこと、
☆金縁の額縁はグスタフクリムトデザインの、ゲオルククリムト製作もあったこと、
☆クリムトの美しい文様は日本文化も大いに影響を与えていたこと、
☆風景画はリフレッシュのために描いていて、正方形の額縁を使うことが多かったこと(インスタ先取り?!)、
☆壁画のための下絵(制作ノート)がすごいレベルだったこと、
・・・そんなようなことが得られました^^
Wikiにもほとんど書いてあることだけどね♪
自分の中に吸収されるかどうかは
Wikiで得た知識よりやっぱり絵画展のインパクトの方が影響度が大きいなぁ!笑
確かな画力を用いて
自分が描きたいものを描くために戦った人で、
当時叩かれていた時期があったとしても
今は大人気!!ってことがよく伝わって来た。
確かな画力って憧れだよねえ♡
絵では姪っ子の絵と、「女の三時代」が残ったかなぁ。
年代によって形態を変える女性は
側で見ていてクリムトにとっても脅威だったのだろうなぁ。
(あの絵、ずっと左端はおじいちゃんだと思ってた…老婆だったのね)
屈折して煮え切らない男性像をクリムトに見た、気もする。
今回の展示を見て
セセッション館(分離派会館)に
今、ベートーベンフリーズが飾られていると知り、
またウィーンにも行きたいなぁと思った。
美術史美術館・図書館の壁画もまたちゃんと見たいし!!
ここ数年の展示では
まだ、ミュシャに匹敵する展示はないなぁ^^;
今週、もう1つクリムトの展示を見に行く予定です☆